» LEDヘッドライトと電気自動車
電気自動車に、LEDヘッドライトが多用されているのには、デザインを差別化するなど、 様々な理由がありますが、大きな理由の一つが電費の向上です。
ガソリンエンジンの自動車は、ガソリンの持つエネルギーの多くを走行ではなく、 排熱として大気中に捨てていますので、ヘッドライトで使用する発電機への、エネルギーの節約などは考慮していません。
ところが、現在の電気で動く電気自動車では、電費を良くして航続距離を伸ばす必要があるので、 ヘッドライトで使用する電力も電費の改善に回すため、LEDヘッドライトが多用されています。
又、ガソリンエンジンと違い、電気自動車は暖房に電熱ヒーターを使うと、電費が悪くなります。 燃料電池車では、始動時は水が凍ることはありますが、発電時に熱が出るのでそれほで電費は悪くなりません。
ところが、毎晩体感されてよくご存知のとうりLEDヘッドライトは、 対向車の運転者や同乗者にとっては大変眩しいものです。
さらに、日本では追い討ちとなりそうなのが、ハイビームでのヘッドライト使用の努力義務です。 対向車への眩しさを和らげる防眩LEDヘッドライトは必須となるでしょう。
対向車への眩しさを和らげる防眩ライトの方式には、様々なものがありますが、 現在主流なのが、多灯式です。通称「百八つ」といわれるライトをご紹介します。 これは、多数のLEDを使用することにより、一点での眩しさを減じるものです。
弊社で、お勧めしている光珠は、多重焦点の非球面レンズを使用することにより、 一つのレンズでも多数の焦点とすることで、1焦点の明るさを減らしていく技術です。
通常の眩しい状態と、光珠を使用した場合の違いをご覧下さい。 撮影したカメラの一点では、一見暗いようですが、大体50メートル位の距離を、立体的に照らしています。