有限会社ワタナベエレクトロニクス

Plug−E 電気自動車四方山話


» YSー12

世界最速の短距離小型輸送機、YSー12(ヒトフタ)の特許を取得し、開発に着手いたしました。北海道や九州からの遠距離からの生鮮食料品の輸送には、電動トラックより、はるかに高速な航空機が向いています。

事業の採算割れで大赤字が確実な旧MRJは、未来志向の後始末の後、開発を断念し、日本の航空宇宙産業のため、御紹介する本YS-12を製作するべし。

○解決すべき問題

日本は、周囲が海で囲まれているために、生鮮食料品の外国への輸出に、鉄道や高速道路のトラック輸送が利用でません。

海外市場で人気の高い日本製農産物や、海産物などの各地方の生鮮食料品、おむすび、握り寿司のような日持ちのしない鮮度が重要な加工食品を、日本国内の物流のように、安い費用で、短時間で、海外の消費地には届けることが出来ない。

ほとんど利用されないため、赤字が常態化している、日本各地の地方ローカル空港を有効活用し、地方空港周辺に工場を建設し地域の経済を再活性化したい。一方、混雑、騒音、大気汚染の主要大空港を改善したい。

国内物流でも、トラック運転手の確保が次第に困難となっており、長距離トラックに依存しない、新しい物流システムが日本では求められている。

◎YSー12中核とするYS-12輸送システムを使用することにより、40フィートコンテナでのシームレスな一貫輸送が実現。

日本の物流の革新!!

ISO規格の40フィートコンテナは、トラック、列車、船で、簡単、確実に載せ変えできます。

世界最速の小型短距離輸送機YS−12の大きな特徴は、ISO規格の40フィーートコンテナを並列に2本、 瞬時に交換可能な貨物室として利用できる独創の技術にあります。

平面飛行が特徴です。できるだけ水平状態でYS-12は飛行します、 平面飛行では、YS-12の機体は、左右、上下に動き、コンテナを機体に固定するツイストロックの抜け外れがありません、貨物にも人にもストレスがかかりません。

貨物積み込み、積み下ろしの時間がほぼかからないので、総合計輸送時間では、YS−12は世界最速の輸送機です。 40フィートコンテナ-の脱着時間は、1本約2分のため、最大でも10分で、2本のコンテナの積み下ろしは完了します。 通常のコンテナーの荷捌きでは、10分は不可能な速さです。

この時間マージンを、輸送機の速度で越えるには、音速で飛行する輸送機が必要となりますが、現在まで、音速で巡行飛行する輸送機は、ありません。 当分出ないでしょう。

搭載量の多い、軍用機のB1B爆撃機でも、最速M1.25、音速の1.25倍に留まります。さらにB1B爆撃機は、値段の大変高価な機体です。

日本の地方生産地でコンテナーを保税封印し、販売場所まで開封しない流通もYS12では可能で、 通関手続きも最短です。

詰め替えによる、商品の毀損、盗難の心配が大幅に減り、保険料も下がります。 コンテナーを活用することにより、鮮度を保ったまま最短時間の物流が可能となります。 航空荷物の積み替えが短時間で行えるため、輸送費用を削減できます。

消費財の工場を、消費地の近くではなく、地方に展開することが、可能です。 生産地→トラック→YS−12→トラック→海外消費地、とシームレスな(継ぎ目の無い)一貫輸送が実現でき、 早朝収穫した商品が、夕方には、上海、ウラジオストックの高級スーパー店頭で販売できます。

1種類の商品を、コンテナー一杯に積み込み、1箇所の目的地に輸送した場合、空輸でありながら、輸送費用を従来方法より、劇的に削減でき、販売競争力が強まります。

これがYS-12輸送システムであり、その中核を成すのが、世界最速の小型短距離輸送機YS−12です。

大型ターボファンエンジンを小さな機体の中心上部に装備するYS−12は、高度1.2万メートルを、マッハ0.8で巡行飛行し、RVSM Reduced Vertical Separation Minimum 短縮垂直間隔で運航できます。

YS−12は軽トラックのような小型輸送機です。

現在、ほとんど利用されないため、毎年維持費を税金で補填している地方空港に、大きな収益をもたらし、都市大空港での貨物便の航空機の発着を減らすことで、混雑緩和が実現します。

◎2.5次元の飛行

従来より、ISO規格の40フィーートコンテナを利用するアイデアはありましたが、なぜ輸送機がなかったのか? 従来の飛行機の飛行方法に原因がありました。

現在の航空機は、元々は偵察機から始まり戦闘機が最初に登場したために、機動性を重視した設計により3次元の飛行を行います。これは戦闘機の最大の目的は、空中戦を行うためだからです。

では、輸送機や旅客機では、機動性は重要でしょうか? ほとんど必要ありません。むしろ、安定性や、快適性が必要とされます。積んでいる貨物に傷がつかないことや、コーヒーをゆったり飲める機内を提供することが重要で、YS-12は平面飛行により、皆様にその機能を提供します。

ISO規格の40フィーートコンテナは、ツイストロックという、固定用金具の規格を使っています。

このツイストロックは、従来型の機動飛行をすると、コンテナが外れる危険があります。このコンテナ脱落が発生すると、最悪の場合、航空機が墜落することも考えられます。 上記の危険があるために、40フィートコンテナをYS-12のように利用する機体が作られなかったのです。

◎機動飛行と平面飛行

機動飛行では、機体は、引き上げ、引き下げ、バンクを行って飛行します。

◎平面飛行

平面飛行では、YS-12の機体は、左右、上下に動いて飛行します。

YS-12の機内の床は水平状態が、ほぼずっと保たれるので、抜群の乗り心地と、荷物へのダメージを最小限とすることができます。荷物の固定も、万一の振動に備えるだけですので、短時間で固定できる、最小限の拘束で済みます。

尚、YS-12も危険回避の際には、従来型の3次元空間の機動型の飛行ができます。

実機が、飛び立つ迄には、紆余曲折が予想されますが、日本発の物流を変革する小型輸送機、 仮称YSー12に長い目で、ご協力のほどお願い申し上げます。





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