有限会社ワタナベエレクトロニクス

Plug−E 電気自動車四方山話


» 実用走行可能距離,400km

皆様ご存知のとおり、ガソリン車でも、カタログのデータと実際の燃費は異なります。

リーフ、MIRAIの愛用者の方々の意見を基に、新型リーフと、MIRAIの実際に走れる距離を,本誌Plug−Eでは推測してみました。

◎40kw型の新型リーフ、 大体280kmから300km。

★(満タンの)MIRAI、  大体370kmから400km。

(満タンの)と付けた理由は、バッテリーを保護するため、電気自動車では、急速充電で、100パーセントの満充電は避けますが、水素は100パーセントMIRAIに充填可能という利点があるからです。

Hondaの、燃料電池自動車「CLARITY FUEL CELL(クラリティ フューエル セル)」はユーザーが見つからず、検証できませんでした。

日本での使用では、自動車は1回400km走れれば、普通は十分使えると考えられます。

◎新型リーフは明年2018年に、60kwバッテリーのモデルが発売になります。これは、満充電すれば420km以上走るでしょう。

ドライブ好きには、60kwモデルが、買いです。

更に、大事に使うバッテリーは、1000回の充電放電ができますので、400km × 1000回で、合計40万km走れます。 4万kmではありません。

自家用車の場合40万kmは、運転者が擦り切れる距離でしょう。

EVの普及にはガソリンスタンドが廃業した地方を中心に、有料急速充電器を、全国あらゆる所にくまなく設置する必要もあります。 人口が少ない地域なので、大手マスコミが取り上げず話題になりませんが、ガソリンスタンド過疎地域は拡大しており、対策は至急です。

巷間で、多くの諸兄が言われているように、リーフのバッテリーのリユースは、促進しなければなりません。

 http://www.watanabe-ele.com/pluge2.html  あれボディーは?

★MIRAIは、水素ステーションの新規増設が急務です。

現在、当初計画していた100箇所には、届かず設置は92箇所で、その設置も大都市に偏在しており、地方にはありません。

全ての県庁には、早急に設置し、 その他の各県の需要が見込める重要経済中心都市には、出来るだけ早く、早朝から夜遅くまで開店している水素ステーションを整備すべきです。

現在は設置に高額な費用がかかりますが、自動車メーカーが融資することで、実現します。水素ステーションの整備目標は「2020年度までに160カ所、25年までに320カ所」とあるが、前倒ししましょう。

水素充填の最大の強みは、電気自動車での長い長い充電時間に比べ、MIRAIを水素で満タンに充填するのに、たった3分間しかかからない点です。

このため、スポーツ新聞を隅から隅まで読むしかない充電渋滞も起こりませんし、多数の充電スタンド装置も不要で、必要な敷地も小さくて済みます。

1回の満充電、水素満タンで、実用走行可能距離が400kmを越えれば、EV,FCVの普及上の大きな懸案事項である航続距離問題は解決します。

2017年秋現在でも、多くの距離を走ったEV,FCVのユーザーからは、不満もあるが、ガソリン車には、もう戻れないと言われます。

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