有限会社ワタナベエレクトロニクス

Plug−E 電気自動車四方山話


» クルマ救電

トヨタでは、クルマ給電(救電)と銘打って、災害時の給電機能を、広げようとしています。ただ、開発次期の異なる多種多様な車種が巨大トヨタでは混在し、車載の電装品も異なるため、給電機能の整理が現在はついておらず、4種類が混在しています。弊社CgESや、eWbも活用いただき、消費者に解りやすく、使いやすい給電の仕組みを開発し、ご提供いただきたいです





フォードの電気自動車

『F-150ライトニングプロ』(Ford F-150 Lightning Pro)

フォードは、電気自動車へ移行することにともなうチャンスとリスクの両方を認識している。

F-150ハイブリッドの7.2kWから9.6kWへパワーアップした「Pro Power Onboard(プロ・パワー・オンボード)」を使えば、野外でもスピーカーやテレビから電動ダートバイク、丸ノコ、ジャックハンマーまで、あらゆるものに電力を供給することができる。このピックアップトラックは、荷台、車内、フランク(フロントのトランク)に、全部でなんと11個のコンセントが装備されている。



Pro Power Onboardシステムはバッテリーの電力をインテリジェントに分配する。ドライバーが作業現場で電動工具を使っている時に、車載バッテリーの残量が3分の1以下になると、ドライバーのスマートフォンに通知が送られるので、そのまま作業を続けるか、それとも帰りの運転のためにバッテリーを節約するかを判断できる。

ただ、ドライバーは最寄りの充電スタンドまでの距離をあまり気にする必要はない。バッテリー残量で走行可能な距離が、最寄りの充電スタンドまでの距離に近づくと、Pro Power Onboardは自動的にオフになる。Intelligent Backup PowerやPro Power Onboardで消費したバッテリーの電力に関する情報は、フォードの専用アプリと車載インフォテインメント・スクリーンに表示される。

フォードの広報担当者によると、将来的には夜間の電気料金が安い時間帯に電気自動車のバッテリーを充電しておき、電力消費がピークになる電気料金が高い時間帯には車載バッテリーから家庭に電力を供給することで、電気代を節約できるようにすることも目指しているという。「F-150 Lightningは、自動車のパワーという概念を再定義します」



停電時には家庭に電力を供給


ピックアップトラックのパワーは、トルクや馬力、牽引力や運搬力だけではない。Ford(フォード)の最新電気自動車「F-150 Lightning」は、停電時に顧客の家屋にエネルギーを供給できるシステムを搭載し、トラックのパワーに新たな意味を与えようとしている。

このような電気自動車ならではのメリットを消費者に伝えようとしているのは、フォードだけではない。Lucid Motors(ルーシッド・モーターズ)などの企業も、この機能をアピールしている。

F-150 Lightningに搭載されている「Ford Intelligent Backup Power(フォード・インテリジェント・バックアップ・パワー)」は、車載バッテリーをフル充電した状態から最大3日間、家庭に9.6kWの電力を供給することができる。

F-150 Lightningのプラグが接続されていれば、停電時にIntelligent Backup Powerが自動的に作動し、家庭の電力を供給し、電力が回復すると、トラックは自動的にバッテリーの充電に戻る。

太陽光発電、蓄電池、エネルギーサービスを提供するSunrun(サンラン)はフォードと提携し、オーナーの自宅に80アンペアのFord Charge Station Pro(フォード・チャージ・ステーション・プロ)と呼ばれる充電器と家庭用統合システムの設置を支援する。F-150 Lightningのエクステンデッド・レンジ・バッテリー仕様に標準で付くこれらの設備が、Intelligent Backup Powerシステムを介し、充電時には車載バッテリーに電力を供給し、停電時は逆に車載バッテリーの電力を家庭に供給する。Sunrunは、顧客に自宅用の太陽光発電と蓄電システムを設置するオプションも提供する。

残念なお知らせは、日本からは、フォード社は撤退しているので、買えません。

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