有限会社ワタナベエレクトロニクス

Plug−E 電気自動車四方山話


» 中国で製造されたテスラ3は、革命的値下げで安く。

世界で最も売れている電気自動車であるテスラ『モデル3』の日本仕様の価格が、スタンダードレンジプラスが82万円、ロングレンジAWDが156万2000円の、大幅な値下げです。最上級グレードである『パフォーマンス』の価格は変わりません。

日産リーフとの購入検討での比較では、日産リーフX(40kWh)の価格は約380万円ですが、ビビッドブルーのボディカラーとブラックの本革シートを選び、プロパイロットとアラウンドビューモニターなどがセットになったオプションを選択すると、価格は4,239,400円。オートパイロットや12ウェイ電動調節式ヒーター付きフロントシートなどが標準装備のモデル3スタンダードレンジプラス(バッテリー容量は55kWh)とほぼ同額になります。

日産リーフe+「X」(2WD)(62kWh)は約441万円ですが、同様にボディカラーやシート、プロパイロットを選択すると価格は4,831,200円。デュアルモーター搭載のロングレンジAWD(バッテリー容量は75kWh)と15万円ほどしか変わらない価格になってしまいます。

既存の自動車メーカーにとって、すでに発売している車種の価格を80万とか150万円いきなり値下げするなんていうのはとても真似できないことでしょう。 画像の特級高級車「紅旗」も輸入される模様で、いよいよ、中国製自動車の日本への輸入が始まります。

EVの車種も増え選択肢も広がり、段々自動車の営業らしくなってきました。電池容量35.5kWhで価格が500万円近いホンダやマツダのEVは消費者になかなか、選ばれないだろう。

【日本向けモデル3の価格変更】※消費税込

スタンダードレンジ プラス :5,110,000 円(消費税込)→ 4,290,000 円(消費税込)

ロングレンジAWD :6,552,000 円(消費税込)→ 4,990,000 円(消費税込)

パフォーマンス :7,173,000 円(消費税込)→ 変更無し

日本仕様のモデル3スタンダードレンジプラスは中国の上海ギガファクトリーで生産されて、従来の安心のパナソニック製電池ではない、中国の電池大量生産メーカーCATL製のLFP(リン酸鉄)バッテリーを搭載する。

15年間に及ぶ産学研の連携を経て、中国は世界一のリン酸鉄リチウム電池の製造・応用大国となっており、リン酸鉄リチウム動力電池は、電動バス、電動物流車両、乗用車などに広く応用され、リン酸鉄リチウムを動力とする電動バスは米国や日本、英国、欧州、オセアニアなどに輸出されるようになっている。





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