EVシフトに向かう東京モーターショー 2017 その11 |
MIRAIの生産台数2,000台は少ないのか
東京モーターショー2017にて、MIRAIの生産台数が2000台しかないという批判を多くききましたが、弊誌では、全くそうとは思いませんであります。
この、2000台というのは、東京都内のフェラーリの台数とほぼ同じです。
技術的にあれ程高度な機構を、高品質でありながらあの値段で提供できるメーカーは、世界にトヨタしかありません。ベンツのFCVも良い車ですが、超高価です。内装の質感は多少難ありですので、早くL型を追加しましょう。
たしかに、飢餓マーケティングのやり方で下手を打ち、受注停止に追い込まれたのは、和やかなお笑いですが、弊誌で既報のとおり、すっかり解消しています。
MIRAIに対して早急にトヨタが対策すべきなのは、2点で
★MIRAIとSORAには、水素ステーションの大幅な新規増設。
★短距離で5人乗れるパッケージングの改良。
その問題を根本的に解決する、時間はかかるが、100mps
インフラの開発(弊社関係会社でもご相談に乗れます)と、全固体電池と専用キャパシタの実用化でしょう。
★MIRAIとSORAには、水素ステーションの新規増設が急務です。
現在、当初計画していた100箇所には、届かず設置は92箇所で、その設置も大都市に偏在しており、地方にはありません。
全ての県庁には、早急に設置し、 その他の各県の需要が見込める重要経済中心都市には、出来るだけ早く、早朝から夜遅くまで開店している水素ステーションを整備すべきです。
現在は設置に高額な費用がかかりますが、自動車メーカーが融資することで、実現し、気長に回収しましょう。
水素ステーションの整備目標は「2020年度までに160カ所、25年までに320カ所」とあるが、前倒ししましょう。
水素充填の最大の強みは、電気自動車での長い長い充電時間に比べ、MIRAIを水素で満タンに充填するのに、たった3分間しかかからない点です。
このため、スポーツ新聞を隅から隅まで読むしかない充電渋滞も起こりませんし、多数の充電スタンド装置も不要で、必要な敷地も小さくて済みます。
1回の満充電、水素満タンで、実用走行可能距離が400kmを越えれば、EV,FCVの普及上の大きな懸案事項である航続距離問題は解決します。
MIRAIの生産台数2,000台が少ないと文句が多いI社、H社は横に置いておいて、諸君頑張りましょう。
画像の如く石油のシェル社も手伝ってくれます。
シェルステーションの掲載写真は仕込み撮影でしょうが、普及感あり、MIRAIが2台同時に写っています。
銀色の車両は、左ハンドルの模様で、すっかりアメリカに溶け込んでいます。
ただ、停車しているのが、35のレギュラー水素側なのは、お客さん駄目です、タンクの半分しか充填できませんよ。MIRAIは、70のハイ水素側から充填下さい。